第2回リレー見学会報告 第3弾!!

当日は前日の雨から一転良い天気に恵まれました。毛馬周辺の施設見学から開始して途中、干潟やヨシ原を見学し、淀川河口部の矢倉緑地を見学するというルートでした。

 途中、阪神電車なんば線の「淀川橋梁」の改築工事(高潮時に線路が浸水する恐れがあるため、3mかさ上げする)付近の災害碑(「大塚切れ洪水碑(わざと切れ碑)」)を訪れました。大正6年10月1日、高槻市大塚の堤防が台風により決壊し、今の西淀川区は1カ月も浸水し、その排水のため淀川の堤防を「わざと」切り開いた地点にある災害碑ですが、地元の地名とは全く関係がなく、「大塚」という名の由来を示すものがありませんでした。

大塚切れ洪水碑(わざと切れ碑)

大塚切れ洪水碑(わざと切れ碑)

 矢倉緑地は、昭和9年の第1室戸台風で水没した田畑を埋め立てた土地で、平成 9年から造成を行い、平成12年にオープンした、市内では珍しくコンクリート護岸のない海水面と接する公園です。平成30年の台風21号のため一部護岸部が崩れたままでしたが、ここの砂州には絶滅危惧種のカニである「ハクセンシオマネキ」の巣穴が多数ありました。

 矢倉緑地のある西淀川区には仕事で30年も通っていましたが、この緑地は知りませんでした。次はぜひ夏に来てみたいですね。

矢倉緑地
矢倉緑地

2020年11月9日更新